イスラエルとハマスの戦闘の恒久的即時停戦と、日本政府の国際社会への働きかけを求める声明

イスラエルとハマスの戦闘の恒久的即時停戦と、日本政府の国際社会への働きかけを求める声明

2023年12月25日

東京・生活者ネットワーク

パレスチナガザ地区を実効支配するイスラム組織・ハマスとイスラエルの戦闘は2カ月半が過ぎた今も停戦への道筋が見えないまま、死者が2万人を超え、日々増え続けている。殺害された2万人のうち約4割・8千人は子どもであり、多くの女性も含まれていると伝えられている。戦闘の激化でガザ地区全域が危険な状態に陥り、人口約220万人のうち約190万人が家を追われ避難生活を余儀なくされている。支援物資は行き届かず、飲料水、食料、燃料、医療品等が底をつき、衛生状態が悪化し感染症が蔓延している。安全であるべき病院や避難所が攻撃され、人々はなす術もなく命の危険にさらされ、生きる尊厳を奪われている状況は看過できない。とりわけ子どもや女性など弱い立場の民間人が多数犠牲になる戦闘行為は、如何なる理由があろうとも断じて許されるものではない。

 

国連安全保障理事会は1222日、パレスチナ自治区ガザへの人道支援を拡大するよう求める決議案を採択したが、イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦を要求するには至らず、ガザ地区の人道状況のさらなる悪化が懸念される。東京・生活者ネットワークは、平和を希求し全ての命を尊重する立場から、イスラエルとハマス双方に、人質の開放と恒久的即時停戦を強く求める。また、日本政府には、戦争放棄をうたった平和憲法をもつ国として長年にわたり中東諸国と良好な関係性を保ってきた歴史を踏まえ、国際社会において人道的視点から停戦に向けて働きかけていくことを強く求めるものである。

ガザ虐殺をやめろ!新宿反戦デモでのアピール。12月9日

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