ワタシのミライ イベント&パレード 再エネ100%と公正な社会を目指して 開催される

918日、代々木公園で、「ワタシのミライ イベント&パレード 再エネ100%と公正な社会を目指して」が開催された。2011年の3.11福島原発事故のあと、毎年秋に開催されてきた「さようなら原発集会」に連なるイベントで、今回は、これまでの主催者「さようなら原発1000万人アクション」に加え、再生可能エネルギー100%実現をめざす「ワタシのミライ」と若者たちによる「Fridays For Future Tokyo」が共催した。約8000人の市民が参加、生活者ネットワークメンバーも各地から参加した。

メインステージは、音楽ライブとテーマトーク、ミニステージもあり、さまざまな活動団体のブース、オーガニック食材のレストランカーなどが並んだ。

女性バンド「新月灯花」のオープニングライブ

テーマトーク1「原発問題・気候危機とどう向き合うか」では、福島原発告訴団団長の武藤類子さんらが登壇。武藤さんは、3.11福島原発事故以前、自然とともにある暮らしをしてきたのがすべて壊されたこと、なんでこんなことになってしまったのかとの思いで、東京電力旧経営陣の刑事責任を問うことをずっとやってきた、と語った。テーマトーク3「脱原発・気候変動運動のこれから」では、元京都大学原子炉実験所の小出裕章さんが発言。小出さんは、「放射能汚染水は130万トン。貯蔵タンク1000基あるが、福島第二原発や隣接の敷地内にタンクを作ることは簡単だ。政府と東電はたくさんの嘘をついている。原発推進機関のIAEAのお墨付きを盾に利用する。かつて原発建設で安全を強調。事故を起こすと想定外と責任放棄する。汚染水放出は実害だらけです。放射能汚染水の海洋投棄否定は、六ヶ所村の核燃料サイクル施設の否定です。だから政府は強行する。原子力の根幹になる闘いです」と語った。

テーマトーク1で発言する、福島原発告訴団団長の武藤類子さん

テーマトーク3で発言する、元京都大学原子炉実験所の小出裕章さん。中央は、ルポライター/さようなら原発の鎌田慧さん

東京・生活者ネットワーク都議(国分寺・国立)の岩永やす代(左)と葛飾・生活者ネットワーク区議の沼田たか子

ミニステージでは、青森県下北半島の先端に計画されている大間原発に、反対してたたかいを続けている「あさこはうす」の熊谷厚子さんが発言。母親のあさこさんが、「畑と海があれば生きていける」と、原発計画地内の自分の土地を、電源開発(J-POWER)に売ることを拒否、原発の建物の位置が計画から200メートル動いたことなどを語った。「あさこはうす」のブースでは、大間の昆布などの海産物を販売していた。

あさこはうす X(ツイッター) https://twitter.com/asakohouse

ミニステージで語る、「あさこはうす」の熊谷厚子さん

東京・生活者ネットワークも賛同する、「上関原発どうするの?~瀬戸内の自然を守るために~(上関どうするネット)」のブースでは、突然浮上した、上関原発計画予定敷地内への、中国電力、関西電力共同の使用済み核燃料「中間貯蔵施設」建設中止を求める署名活動が行われた。

上関どうするネットHP  https://kaminoseki.blogspot.com/

署名の詳細:上関原発を建てさせない山口県民連絡会のお知らせ

上関どうするネットのブース

上関どうするネットのブース前で署名をよびかける、練馬・生活者ネットワーク区議のやない克子

集会後は、2コースに分かれてのパレードに出発。「ないない必要ない! ワタシのミライに原発いらない」「できるできる100パーできる ワタシのミライは再エネ100パー」などのコールで、渋谷の街行く人たちにアピールした。

若い参加者がパレードの先頭を行く

パレードの出発を待つ、東京・生活者ネット都議の岩永やす代と葛飾・生活者ネット区議の沼田たか子

渋谷の街をパレード。東京・生活者ネット都議の岩永やす代と練馬・生活者ネット区議のやない克子

 

ワタシのミライHP  https://watashinomirai.org/

Fridays For Future TokyoFB  https://www.facebook.com/fridaysforfuturetokyo

さようなら原発1000万人アクションHP http://sayonara-nukes.org/

 

 

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