6月28日、学校および通学路におけるブロック塀等の生け垣化を申し入れました。
2018年6月28日
東京都知事 小池百合子 様
東京都教育委員会教育長 中井敬三 様
都議会生活者ネットワーク 山内れい子
学校および通学路におけるブロック塀等の生け垣化に関する申し入れ
6月18日の大阪北部を震源とする地震により、高槻市で小学校のブロック塀が倒壊し、小学生が命を落としました。
40年前の宮城県沖地震での被害の教訓から、ブロック塀の危険性が指摘されていたにもかかわらず、いまだに改善されず、死亡事故が発生したことに衝撃を受けました。
文部科学省は6月19日全国の自治体に、学校のブロック塀について安全点検するよう通知を出し、都もさっそく調査を開始しました。ブロック塀の撤去を始めている自治体もあります。
公立学校のブロック塀を早急に撤去するのは当然ですが、塀の代替として生け垣につくり替えるよう要望します。例えば都立第五商業高校では、近隣からの要望を受け、建て替えを機に、学校の周りを、塀ではなく生け垣にしました。安全性とともに緑化推進の観点からも、公立学校の生け垣化を進めていくことが重要です。
そのため、以下の点について申し入れます。
1.公立学校のブロック塀などの安全点検を踏まえ、塀の撤去後は、生け垣とすること。区市町村立学校へは、そのための財政的支援を行うこと。
2.私立学校においても、生け垣化の協力を要請し、財政的支援を行うこと。
3.都内自治体では、ブロック塀撤去や生け垣造成に助成しているが、通学路を優先して速やかに進めるため、区市町村への財政的支援を行うこと。