強行採決から1年 「戦争法廃止! 9・19国会正門前行動」に2万3000人が参加
安保関連法=戦争法が強行採決された昨年の9月19日から、まる一年が経った9月19日、「戦争法廃止!9・19国会正門前行動」(主催:総がかり行動実行委員会)が開催され、雨の中、2万3000人の市民が参加し、国会を取り囲みました。
集会では、4野党の代表をはじめ、学者・市民らが「戦争法は何年経とうが憲法違反に変わりがない」「野党と市民の共闘を強め、安倍政権打倒へ!」と訴えました。また、全国400カ所以上でも集会・デモ等が実施されたということです。
主催3団体からの発言。「戦争をさせない1000人委員会」からは清水雅彦さん(日体大教授)が、「参院選での野党共闘をさらに発展させ衆議院選でも実現させ政権交代して戦争法を廃止していこう。また、たとえ政権交代ができなくても運動の力で戦争法の発動を食い止めていこう」と呼びかけました。
「9条を壊すな!実行委員会」の高田健さんは、「内戦が続く南スーダンへの重装備をした自衛隊の派兵は、殺し殺される事態になる、この自衛隊派兵阻止のたたかいを強めなければならない。沖縄の辺野古や高江のたたかい、野党共闘の力で衆院選挙に勝つなどの課題と合わせて共にがんばり抜こう」と訴えました。
「憲法共同センター」の小田川義和さんは、「私たちの力の源はあきらめず行動を粘り強く繰り返すことだ。戦争法を廃止し安倍政権を退陣させるその日まで、粘り強くともにたたかい抜こう!」と訴えました。
野党各党からは、民進党の岡田克也前代表、共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂副党首、そして、参院選岩手選挙区で野党共闘の力で当選した生活の党の木戸口英司参議院議員が発言アピール。それぞれ、参院選での野党共闘の成果を語り、引き続き、野党共闘を強め市民との力で安倍政権打倒へ!ともにたたかおう!などと訴えました。
安保法に反対する学者の会、立憲デモクラシーの会、安保法制に反対するママの会@東京、日弁連憲法問題対策本部、元自衛官、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、安保法制違憲訴訟の会の代表、元SEALDsの学生もそれぞれアピールしました。
最後に、「戦争をさせない1000人委員会」の福山真劫さんが行動提起。「市民の力で国会を包囲し、野党共闘と市民の力をさらに結集すれば、安倍政権の暴走は必ず止められる。政権は必ず倒せる。さようなら原発さようなら戦争9.22大集会、9.26国会開会日行動、10.6シンポジウム、10.19総がかり行動、10.30自衛隊南スーダン派遣反対青森現地行動にぜひ参加を!」と提起しました。
東京・生活者ネットワークは、国会における憲法審査会の動きを注視しつつ、国政サロンなどの場を通じて、現行憲法をまもり、活かす活動を継続していきます。