東京を主権者市民のまちに。鳥越俊太郎新知事を誕生させよう!
東京を主権者市民のまちに。鳥越俊太郎(とりごえ・しゅんたろう)新知事を誕生させよう!
連休最終日の7月18日。「鳥越俊太郎渋谷大街宣@渋谷ハチ公前」と、「『鳥越俊太郎を応援する市民センター』のお披露目を兼ねた、鳥越俊太郎個人演説会@日本教育会館」が。19日には、「戦争法廃止、憲法改悪は許さない!7・19国会議員会館前集会」でも、鳥越俊太郎さんの訴えが行われた。
◆鳥越俊太郎渋谷大街宣@渋谷ハチ公前
東京・生活者ネットワークが応援する鳥越俊太郎候補は18日午後、「鳥越俊太郎渋谷大街宣@渋谷ハチ公前」で、おおぜいの聴衆を前に、都政にチャレンジする決意を訴えた。
猛暑日となったこの日、鳥越俊太郎さんの大街宣は、おおぜいの若者、市民らがいまや遅しと待ち受けるなか、元気にスタートした。「鳥越さんって、こんな人」、各界からの応援メッセージをリレーしながら、鳥越さんにつなぐ、トーク・セッションのスタイルで進めた大街宣。総合司会は、東京・生活者ネットワーク都議会議員の西崎光子が担った。
新聞記者からはじめ、TVではアンカーを務めるなど、一貫してジャーナリストとして「現場主義」に徹してきた鳥越さん。この日は、渋谷という地域柄、足をとめてくれているたくさんの若者にこそ鳥越さんの人柄や実行力を知ってもらおうという試みだ
★口火を切ったのは、失業中という藤川さん(女性)。大学は卒業したものの奨学金を返済中、正社員として就職したものの、病気がちだったことから辞職を余儀無くされた苦しい実情が語られ、「共生社会」への転換の必要性が。
★大澤真理さん(東京大学教授)は、鳥越さんの政策キャッチである、「住んでよし」「働いてよし」「環境によし」を評価しながられ、社会学者の立場から、これに加えて「学んでよし」「福祉(子育て・介護)によし」を加えていただく。そういうまち・東京をめざしてほしいとエール。
★先の参院選激戦区・長野選挙区で勝ち抜いたばかり、民進党の杉尾秀哉参議院議員も駆けつけて。安倍晋三や小泉進次郎らが何回も長野へ応援に来たような、自民党がこぞってテコ入れした選挙を勝ち抜くことが出来たのは「長野市民連合」や「ママの会」をはじめとするリベラル・市民、そして若者層の結集があったから。そのうちの一人が鳥越さんだった。今回の鳥越さんの大いなる決意に大きなエールが送られるとともに、参院選での長野選挙区の投票率が第一位であったことが、杉尾さんを勝利に導いたと報告。都民が、市民が制する都知事選へむけて市民の政治参加の重要さを説く、弁舌爽やかなスピーチに、みなが勇気をもらった。
★このほかにも、各界からいろいろな人が登壇。ゲイであることをカミングアウトした石川大我豊島区議は、公約でLGBTに触れているのは鳥越さんだけだと評価。共産党の吉良佳子参議院議員は、18歳選挙権が施行された今回の参戦で東京の若者の投票率が高かったことを紹介、若者や次世代による1票1票の意思表示で、東京から政治を変えようとアピール。先の参院選東京選挙区でトップ当選を果たした民進党の蓮舫参議院銀が登壇すると、街行く多くの人々も足を止め、「東京から変革する政治」「鳥越さんと一緒に歩む平和都市・東京」への思いを共有する。
★世田谷区からかけつけた保坂展人区長は、東京都の母子支援施策の後退ヘのクレームとともに、世田谷区の独自政策で補っているさまを挙げた。鳥越都知事誕生の暁には、母子支援に不可欠の産後ケアセンター施策の推進をとの保坂さんの提案に、鳥越俊太郎さんは大きくうなずき、その推進を約した。
★そして、この日のサプライズ・ゲストが登壇。これまで長きにわたる親交があるという、歌手の森進一さんだ。森さんはこの日の午前を、鳥越さんとともに巣鴨のまちを歩いて支持を訴えてきた。森さんは、聴衆の拍手が鳴り止まない中、「『おふくろさん』の教えかしら。僕も高齢者ですし、今回ばかりは鳥越さんにがんばってほしい」と、初めて候補者を応援するに至った決意を表明した。
★最後に、鳥越俊太郎さん本人が壇上に
ジャーナリスト歴51年、これが私の強み。これまで「現場主義」で社会を見てきたこと。見て、そして聞く。聞くことに徹してきたことを大事にしたい。だから、みなさん、いろいろ言ってください。
東京は出生率が一番低い。なぜか。非正規雇用が4割になり、非正規雇用の方の半分は結婚していない。若い人たちが結婚できないから、子どもも生まれない。非正規でなくてもブラック企業ではダメ、ホワイト企業を優遇することにより正規雇用の推進を図っていきたい。
奨学金や待機児童も急がれる課題だ。格差が広がっている。親の年収で将来が決まってしまうような階層、格差が生じている。奨学金の問題、待機児童の問題で問われるべきは政治の責任だ。保育施設を作り、保育士の待遇・給与を上げるべきだし、奨学金無償化や高校など学齢期の学習環境支援は国への働きかけを含めて東京都の責任だ。
結局これまでの都知事は、都民がどんな思いで税金を納めているのか、考えてこなかった。公共事業は大事だが、もっと大事なものがある。それは命、健康であり、働くこと。加えて、環境政策にも触れ、福島の惨状を見ると、脱原発、限りなく原発をゼロにすること、そのために再生可能エネルギーを東京から発信したいし、「平和・憲法」だって、東京都から発信することが大事。私は、東京都をまず「非核都市」として宣言したいとも思っている、などと率直に語る鳥越さん。
大手企業で働くなかで神経症に苦しんだ、いまは亡き父親のことを語った鳥越さん。かつて父親のことを弱い人、自分はもっと強くなると思ったこともあったが、その父が、福岡で、日本で初の障がい者の働く場を作ることに尽力していたことを、亡くなってから知った。ああ、父親ともっともっと話しておけばよかったと思った。望んで弱者でいるのではないし、今までの、弱者はほったらかしの政治が、社会がおかしいんだ。いまのような弱者は切り捨てにするような都政では、世の中はおかしくなる」と。鳥越さんの身をもって体験し、そこから導き出した支えあい分かちあう社会。多様性を認め合う社会こそが尊いんだ、というお話に、聴衆から大きな反響があり、共感の波となって広がっていく。
「あなたに都政を取り戻す」、鳥越俊太郎さんのキャッチフレーズにこめられた、人権を基盤に置く態度こそが、困難な都政に立ち向かう原動力だと実感した街宣行動となった。
◆個人演説会「鳥越候補を支援する市民センター」発足集会@日本教育会館大ホール
渋谷をあとにして、鳥越さんが向かったのは、日本教育会館(神保町)。澤地久枝さん、佐高信さん、山口二郎さんや、東京・生活者ネットワークも参加する、日本教育会館での個人演説会へ。
ここでは、鳥越俊太郎都知事の誕生を支えようと、多様な市民の参加で立ち上げられた「鳥越俊太郎を応援する市民センター」の発足集会も兼ねての決起の場だ。
★山口二郎さん
石原強権都政はナショナリズムを振りかざして、東京の教育を壊した、台無しにしてきた。これからの子どもたちのために、教育委員会を刷新し官僚主義者を一掃せねばならない。かつての東京の教育・公立学校は豊かで自由、教師も子どもも生き生きと学んでいる理想的な教育が行われている場であった。これからの子どもたちのためにいまこそ都民が反撃する時だ。石原都政から連綿と続く、文科省以上の弾圧路線と決別する、そうでなければ、これから育ち行く子どもたちに申し訳がたたない。東京で、この選挙で勝つことが、安倍政権の暴走にNO!を突きつける一手となる。「市民連合」も全力で支援する。レイシストの小池、官僚主義者の増田に、東京を渡さない。ともにがんばろう。
★澤地久枝さん
鳥越さんとは40年来の付き合い。鳥越さんは、今回本当にいのちをかけて選挙に出たと思う。出たからには、なんとしても勝たなければならない。1人が二人の人と手をつなぐ。そうやって鳥越さんへの支持を拡げましょう。
★佐高信さん
石原・猪瀬・舛添と東京を壊してきた自民公明は蟄居閉門を! 自民公明の操り人形で出てくる増田の目するところは、オリンピック利権のためだ。許すわけにはいかない。”自民党に天罰を!公明党に仏罰を!”
加えて保坂展人世田谷区長ら鳥越さんを支援する自治体首長、ジャーナリスト・作家の鎌田慧さんらがエール。菅直人元首相を始めとする主要政党4党が次々に発言、東京・生活者ネットワークからは西崎光子都議が紹介された。
東京を主権者市民のまちに。東京から政治の流れを変える。7月31日は東京都知事選挙です。鳥越俊太郎東京都知事を必ずや誕生させましょう。