都議会生活者ネットワーク「セクシュアルハラスメント発言に対する要望書」を提出
「議会の品位をおとしめるヤジは無いよう注意して欲しい」。19日、西崎光子・山内れい子・小松久子を含む超党派の女性都議25人全員で吉野利明議長に口頭で申し入れを行いました。さらに都議会生活者ネットワークは議長あてに議場でのセクハラ発言に対し、要望書を提出しました。
2014年6月19日
東京都議会議長 吉野 利明 様
セクシュアルハラスメント発言に対する要望書
都議会生活者ネットワーク
西崎 光子
山内れい子
小松 久子
昨日の都議会一般質問において、塩村あやか議員の女性の妊娠・出産に関する質問の際、議場内の男性議員から「自分が早く結婚しろよ」などのヤジが飛び交い、嘲笑が湧きました。
こうした言動は、セクシュアルハラスメントにほかならず、人権侵害行為であり、決して許されるものではありません。発せられた内容は、男女平等参画をすすめ、セクハラ防止に取り組む都政を監視すべき都議会として、消すことのできない汚点を残したものと、強く抗議します。奇しくも表出した、公人であるところの都議会議員の人権意識の低劣さが問われるものです。
今回の発言は、女性への差別と偏見、すなわち女性蔑視を背景にした性差別発言であり、誠に不適切です。議会人として率先して人権意識を高めていかなければならない都議会が、公的な場である議場でセクハラ発言をするということは、都民の負託を受けた都議会議員として自覚が欠如していると言わざるを得ません。
今回の問題に、都議会として厳正に対処するとともに、今後このようなことがないよう、強く要望するものです。
以上