新宿駅西口で都議選候補予定者6人による街頭報告集会――2013生活者宣言――
東京・生活者ネットワークは4月12日、いよいよ2カ月後に迫った都議選告示日を視野に、新宿駅西口で、都議会議員選挙立候補予定者6人による大遊説を行い、東京都議会議員選挙政策「―2013生活者宣言―」を発表した。おおぜいの買い物客、通勤客らが行きかう夕方5時半からの約1時間、6人の候補予定者が暮らし発・東京の課題を訴えた。
◆星ひろ子(昭島市・都議現職)は、「格差・非正規雇用の増大に対して、子育ち・子育てや、介護などの地域ニーズに沿った新しい雇用を創出。地域経済の活性化と、支え合うセーフティネットの強化を」
◆山内れい子(国分寺市/国立市・都議現職)は、2010年のOECD優先政策に言及。「これからは経済発展からウェルビーイングを目標とし、それを担うのは教育としている。日本はいじめを道徳で解決しようとしているが、子ども一人ひとりをエンパワーする環境整備をめざすべき。子どもの幸福度世界一・オランダの教育に学ぶべき」
◆小松久子(杉並区・区議)は、「女性・子どもの視点を大事にしてきた。一般質問から明らかになった子宮頸がんワクチンの副反応と定
期接種化に舵を切ったことは大きな問題。思春期の子どもの、特に女性のリプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康・権利)こそを、守るべき」
◆やない克子(練馬区・新人)は、「ワーカーズ・コレクティブで働いてきた現場の経験から、一人ひとりが自ら出資し、ともに運営し、働くワーカーズの法整備をすすめたい。制度化によってワーカーズ・コレクティブという働き方の定着を」
◆奈須りえ(大田区・区議)は、「税
収も豊かで、民営化で経費削減を進めてきた大田区で、保育の待機児1300人、特別養護老人ホーム待機者1600人と社会保障の充実が遅れているのは、区政が広域の大規模公共事業に偏重しているからと考える。都区財政調整制度に踏み込む。都から区への分権と財源移譲を」
◆西崎光子(世田谷区・都議現職)は、「高齢化率21%、高齢者の5人に一人が、ひとり暮らしという現状から、住まい、介護、医療
の連携による地域包括ケアシステムの構築が必要だ」など、一人ひとりから都民の生活に則した実感のこもった、そして経験に基づいた政策提案を行った。
東京の課題を置き去りにしたまま、国政選挙の嵐に振り回されてきた都議会議員選挙。首都であればなおさら、右傾化した国政の道具となる都政ではなく、市民が主役となる都政を実現しなければ
ならない。
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6月23日(日)は、東京都議会議員選挙の投票日です(期日前投票は15~22日)。