「震災から1年」

一人ひとりに寄り添って 震災復興第一に

東日本大震災から1年が過ぎようとしています。被災地での復興はあまりに広域・甚大な被害ゆえに遅々として進まず、瓦礫の処理や生活再建にむけた取組が急がれます。また、福島第1原発の事故は、日を追うにつれて被害の規模や拡大が明らかになり、住民の生活を根底から覆し、将来への展望が開けないでいます。

このような非常時に相変わらずの政党間の足の引っ張り合いや、原発事故の再稼働の動きを見せられて国民の政治不信は募る一方です。今こそ政党間の垣根を越えて震災復興第一に取り組まない限り、政治への信頼回復はあり得ません。

この数日間、被災された方々のご苦労の様子がいろいろと取り上げられていますが、被災地への支援は、これからもっともっと一人ひとりに寄り添いながら、多様に展開し、継続していかなくてはなりません。

原発事故をきっかけに、政治のしくみや個人の生き方、社会のあり方を問い、価値観の変革が求められたことに立ち返り、原発に依存しない社会に向けて、具体的な歩みを進めていきましょう。

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