原発震災後を生きなければならない子どもたちのために

国のかじ取り

本日、第95代首相に野田佳彦氏が任命された。菅直人前首相の退陣表明以来、民主党代表選に向けてさまざまに画策が行われたらしいが、小沢一郎氏と距離を置いているという野田氏が最終的に選出された。野田氏は代表選後「ノーサイド」を唱え、「挙党一致」を強調していることから、マスコミは、いわゆる派閥のバランスを考えた閣僚人事で喧しい。しかし、目的は「国民の生活」が最優先であることを忘れないでほしい。震災復興、原発事故の対応、放射能汚染処理、経済・外交の立て直しは当然のことながら、人知では制御不可能なことが露呈された原子力に頼るエネルギー政策の見直しに取り組んでほしい。
民主党はチルドレンファーストを掲げ、子ども手当や高校授業料無料化、子ども子育て新システムにも取り組んできた。東京・生活者ネットワークは子どもの権利を尊重する立場からも、何よりも被災地、そして日本の子どもたちすべてを放射能汚染から守り、安心して遊び、学ぶことのできる環境を一刻も早く整えることを要望する。子どもたちは放射能感受性が高く、何より、原発震災後の世界を生き続けなければならないのだから。
東京・生活者ネットワーク
代表委員 池座俊子
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