日韓市民社会フォーラム2008
今年で6回目となる「日韓市民社会フォーラム2008」が10月3〜5日の3日間にわたり開催された (東京・生活者ネットは実行委員会団体として参加)。 最初の2日間は、 気候変動・エネルギー@江戸川区/国際協力とCSR(企業の社会的責任)@千代田区/まちづくりと地域再生@小川町/市民参加と市民自治@武蔵野市、 の4つの分科会が設けられ、 それぞれ現地での交流が行なわれた。
私は、第3分科会 「まちづくりと地域再生」に参加。同分科会は、埼玉県小川町で多品目有畜複合農業に30年来取り組む霧里農場の見学から始まった。 農場主の金子美登さんを軸にさまざまな人と自然が有機的につながる農業、 地域づくりが進んでいる。 地元産の米を使った酒造、 生ごみバイオガスプラントとできた液肥を活用する農業、 会員なら誰でも出品できるNPO運営の直売所、 地元在来の大豆でつくる豆腐工房の見学でこのことを確認することができた。 韓国からの報告、 鎮南(チナン)郡の村おこし活動では、 日本同様、 人口激減、 少子高齢化の課題があり、 その解決のため特産物づくりや農業・環境活動体験ツアー、 法人化による協同営農などの取り組みが紹介された。 住民、 専門家、 行政が連携し、 グリーンツーリズムで観光客を誘致、 長期の農業体験から新たな就農者を生み出す事業が成果をあげている。
最終日の全体会では、 基調講演を経て歴史認識について共有が試みられたが、 容易に修復できない溝もまた認識。 であればこそ市民レベルの活動交流、 連携が平和構築につながるに違いなく、 このことが再確認された場となった。 フォーラムは、 続く参議院議長公邸での懇談会をもって閉幕となった。
私は、第3分科会 「まちづくりと地域再生」に参加。同分科会は、埼玉県小川町で多品目有畜複合農業に30年来取り組む霧里農場の見学から始まった。 農場主の金子美登さんを軸にさまざまな人と自然が有機的につながる農業、 地域づくりが進んでいる。 地元産の米を使った酒造、 生ごみバイオガスプラントとできた液肥を活用する農業、 会員なら誰でも出品できるNPO運営の直売所、 地元在来の大豆でつくる豆腐工房の見学でこのことを確認することができた。 韓国からの報告、 鎮南(チナン)郡の村おこし活動では、 日本同様、 人口激減、 少子高齢化の課題があり、 その解決のため特産物づくりや農業・環境活動体験ツアー、 法人化による協同営農などの取り組みが紹介された。 住民、 専門家、 行政が連携し、 グリーンツーリズムで観光客を誘致、 長期の農業体験から新たな就農者を生み出す事業が成果をあげている。
最終日の全体会では、 基調講演を経て歴史認識について共有が試みられたが、 容易に修復できない溝もまた認識。 であればこそ市民レベルの活動交流、 連携が平和構築につながるに違いなく、 このことが再確認された場となった。 フォーラムは、 続く参議院議長公邸での懇談会をもって閉幕となった。
東京・生活者ネットワーク運営委員
昭島・生活者ネットワーク 指田みゆき
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〔写真右上2枚は、足温ネットと江戸川ネットが受け入れ団体となった第1分科会の様子。①宿泊先ともなったお寺で田中優さんの発表を聞く日韓の参加者②親水公園を視察。③の写真は全体会の様子。韓国側組織委員長・チャミョンジェさんの挨拶〕