女性の視点を災害・復興対策に
学習会「防災・災害復興と女性」報告
7月26日、「防災・災害復興と女性〜ジェンダーの視点からのまちづくり、助け合いネットワークの構築を目指して」をテーマに学習会を行った。
講師は、(財)新潟県女性財団理事長の大島煦美子さん。
講師は、(財)新潟県女性財団理事長の大島煦美子さん。
2005年12月に国が出した「男女共同参画基本計画(第2次)」に、「新たな取組を必要とする分野(科学技術、防災(災害復興を含む)、地域おこし、まちづくり・観光、環境)における男女共同参画を推進」「男女のニーズの違いを考慮した防災対策」が盛り込まれたことを受け、生活者ネットは「災害復興時における地域活動は、就業の有無、性別・年齢にかかわらずともに担い合う」「避難所での障がい者・高齢者・女性など弱者のニーズの違いを考慮し、プライバシーや安全を確保する」を2007年統一地方選挙基本政策に定めた。
今年春に各地域状況を確認したところ、地域の防災計画等にジェンダーの視点を盛り込む必要性を感じていない、あるいは国の方針を受けて必要性は感じているがどのように盛り込めばいいのかわからないなど、それぞれの自治体における具体的な現状や課題が見えてきた。
被災から復興に至る過程で、女性に対してどのような支援、事前の取組や対策が必要なのか、2度の大きな震災を体験した新潟県での事例を取り上げて、大島さんに実践的なお話をうかがい、各地域での具体的な取組につなげていきたいと学習会を企画した。
学習会の内容はこちら。
報告:東京・生活者ネットワーク女性部会部長
国分寺市議会議員・片畑智子
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