都議会生活者ネットワーク 小池都知事に2017年度予算要望を提出!
2016年12月21日
都議会生活者ネットワーク
幹事長 西崎光子
豊洲市場の問題では、都庁の隠ぺい体質が露呈し、都政への信頼が失墜する事態となりました。一連の件で、意思決定過程の文書の作成や保存がされていなかったことは非常に問題であり、早期に公文書管理条例を制定するとともに、情報公開を徹底する必要があります。豊洲新市場への移転については、食の安全・安心を確保できるまで慎重に対応すべきです。
2020東京大会のための競技施設については、整備費用削減の観点から検討されていますが、大会後の維持管理も重要な問題です。長期にわたって財政を圧迫することのないように、会場の施設の維持管理、修繕のあり方についても、準備段階から検討していく必要があると考えます。
東京は、2025年本格的な超高齢社会を迎えます。在宅療養や住み慣れた暮らしの場で看取りができるよう、医療と介護の連携や環境整備が求められます。若い世代の人たちが、仕事を続けながら子育てしやすい社会をつくるためには、保育園などの整備、働き方の見直し、ワークライフバランスの推進など、取り組みを進める必要があります。
「障害者権利条約」を批准して2年、この条約を生かしていくために「障害者差別解消法」が今年4月に施行されました。障がいのある人が、日常生活や社会活動をする上で、障がいとなる一切のバリアを取り除き、皆が一緒になって社会参加できるよう、行政や事業者が合理的配慮を行っていかなければなりません。パラリンピックを開催する東京こそ、高齢者、障害者など、ひとにやさしいバリアフリーのまちづくりを推進していくことが求められます。
都議会生活者ネットワークは、「やさしさをレガシーに」となるような、子ども、若者、女性、高齢者など、人への投資を重点に、環境に配慮し、地域で安心して暮らせる持続可能な社会の実現に向けた提案をまとめました。
予算編成に会派の提案を反映されるようここに要望します。2017年度予算要望