東京に女性都知事を
東京・生活者ネットワークメッセージ
1200万人の暮らす「生活のまち」としての東京よりも、日本の首都としての役割を優先させる石原知事の都政運営からは、東京の未来に希望を見出すことはできません。東京の元気は、都民から生まれるものであり、都民の元気を増進する福祉や環境の施策を優先させることが第一です。
「千客万来の世界都市」を将来像に描き、実現に向けた戦略を「国際競争力の強化」とする発想は、バブル時代に民間活力で都市改造を試みた構想の焼きなおしに過ぎません。
さらに、その失敗が現在の停滞の原因であることの認識に欠け、停滞からの脱却を再び東京の世界都市化に求めることは、致命的な時代錯誤といわなくてはなりません。
いま、都政に求められているのは、経済のゼロ成長時代の到来、高齢化と人口減少という、これまでに経験のない社会状況に対応できる先見性に富んだ発想力と実行力であり、地域のコミュニティを再生する、多様な市民の活動を応援するしなやかな都政運営です。
市民の合意よりも知事のトップダウン、社会参加に対する外国人の排除や女性の軽視に見られる希薄な人権感覚による都政運営をこれ以上継続してはなりません。
私たちは、1.安心と憩い、2.参加と協働、3.持続可能性、4.共生 の4つのキーワードで東京の将来像を展望します。
市民の力で育てるまち・東京をつくりたい!
その一歩を共に、力強く踏み出しましょう!
おおぜいの市民の手で、東京に女性知事を誕生させましょう!