2003年衆議院選挙を終えて

 東京・生活者ネットワークは、今回の衆議院選挙を政権選択の選挙と位置づけ、東京選挙区の民主党16人の候補者を推薦・支持して取り組みました。そのうち14人が当選し、自治分権をすすめ市民政策を実現する政治勢力を継続して国会に送ることができました。
しかし、今回の衆議院選挙での投票率は、前回を下回る58.35%という低さで、政治に期待しない市民が増えてきている現在の政治状況は深刻です。政権公約を掲げ、政権選択を争点にした選挙は事実上初めてであり、二大政党時代を切りひらく流れはつくり出したものの、東京では低投票率の中で自民党の巻き返しを許す結果となりました。全国版のマニフェストから、東京の有権者が共感する東京政策を抽出して訴える必要があったと思われます。
 国政では二大政党への道がひらかれましたが、各地域で市民がリードする政治は、分権の時代にますます重要になっています。東京・生活者ネットワークはローカルパーティとして、市民の要求にこたえる政治を地域から実現するため、さらなる活動を拡げることを決意します。

東京・生活者ネットワーク
代表委員  大河原雅子・樋口蓉子・藤居阿紀子

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