東京・生活者ネットワーク「新春の集い」開催!

東京・生活者ネットワークは、1月31日「2006年新春の集い」を開催。
BSE・ライブドア・耐震偽造の問題で大混戦の幕開けとなった2006年。世相が混乱ばかりを伝える中で、生活者ネットワークは、めざすべき社会像は何かを常に実直に議論し、ともに活動する市民、仲間たちと地域から内実をつくってきました。昨年末からは、日野、町田の市議選(2月)にむけた活動を本格化。さらに、立川(6月)、西東京(12月)市議選を視野に入れてネット活動を積んでいます。 
本格的な地方分権の時代を視野に、何を求めての分権かを、ひとり一人が心に留め、新たな一歩をともに歩み出していこうと、第1部の講演では「改革派知事」として知られた前宮城県知事の浅野史郎さんを講師にお迎えしました。「4選出馬は一瞬たりとも考えたことはない」「権力・特権は長くいると陳腐化する」という言葉を残し、先日3期で知事を勇退。現在は新たに福祉の領域で役割を果たし、また、市民社会の強化にも力を注がれています。
講演「地方から変わる日本〜自治体政治の役割・大事なことは市民が決める〜」では、宮城県で大鉈を振るった経験から、「お任せ民主主義」から「本物の民主主義」へ転換する力は地方にこそ、市民の中にこそあると発題。本物の民主主義、参画社会を具体化する処方箋は、「情報公開」の厳密なルール化であり、補助金の使い勝手をよくする運動によって、霞ヶ関の下支えから自治体職員も市民も脱すること、地域の力、市民の力が豊かな地域社会をつくるNPO花盛りのまちをめざすことにある、と展開されました。さらに、方針を決定できる知事の権限にまっとうに対抗する自治体議会を実現するときであり、分権社会にてらした立法機関として地方議会・地方議会議員のあり方を転換しなければならない、と結ばれました。

第2部の交流会では、各界のそれぞれのリーダーから、生活者ネットへの期待や、応援メッセージをいただきました。「地域力・市民力」紹介コーナーでは、各地で展開されている、市民の、市民による、市民のための活動が紹介され、幅広い市民同志の交流がはかられました。

<写真中>
基調講演の後を飾ったのは、自分にあった成長を求めてやってくる子どもたちを受け入れて、学校外の学びの場をつくってきたフリースクール・東京シューレの子どもたち。『私がわたしであること』は、不登校になった原因をみんなで話し合い、苦しい経験・体験を出せるようにと、台本も全て子どもたちが創作。子どもの権利が守られていない場合と、守られている場合で、周りの圧力どのように変わってくるかという対比劇。当事者発の人権劇に、参加者は真摯に目と耳を傾けた。
<写真下>
勢ぞろいした生活者ネットの議員

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