「私のまちの川調査」から政策提案へ
報告集会・参加報告
川は、都市で自然と出会うことができる場所。都市の環境を映し出す鏡でもあります。身近なまちの川の環境を調べてみようとの呼びかけで、東京中のあちこちのまちで、7月、いっせいに川の環境調査が行われ、各地域の生活者ネットも参加しました。
(フォトトピックスバックナンバーに活動写真掲載)
題して「私のまちの川調査」。東京全体では43自治体(区部16、市部27)で行われ、調査ポイントは265ヶ所にもなりました。11月18日、渋谷区千駄ヶ谷区民会館で行われた報告集会では、自作の地図やスライドを駆使したチームごとの発表から、各地の活動の様子が生き生きと伝わってきました。
(フォトトピックスバックナンバーに活動写真掲載)
題して「私のまちの川調査」。東京全体では43自治体(区部16、市部27)で行われ、調査ポイントは265ヶ所にもなりました。11月18日、渋谷区千駄ヶ谷区民会館で行われた報告集会では、自作の地図やスライドを駆使したチームごとの発表から、各地の活動の様子が生き生きと伝わってきました。
今では、国もこのような市民の活動を支援しており、6月には、全国いっせいに川の水質を調べる「身近な水環境の全国一斉調査」が、行われます。この全国一斉調査の事務局を担う「みずとみどり研究会」の佐山公一さんから、全国的な広がりを持つこの調査活動の紹介と、市民が参加する調査の意義などについてお話しいただきました。「大人も子どもも楽しく、自然とふれあい、活動できることが一番。継続は力なり!」と力強くお話いただき、「今後も連携した活動を」との呼びかけをいただきました。
川は源流から海に注ぐまでに多くの自治体を通り、飲料水として、生活排水の受け皿として、また、雨水の涵養を行うなど重要な役割を果たしています。こうした身近な川の姿を知ることは、自分のまちのことだけにとどまらず、さまざまな環境に目を向けることになります。
今回、調査に参加した人たちの一言提案から、雨水を浸透させること、合成洗剤から石けんへ切り替えること、子どもたちが川と親しめるような教育の場づくりなど、水と緑を大切に守るための政策が浮かびあがってきました。生活者ネットは、この調査に参加し、実感をもって、それぞれのまちでの水辺環境の保全の提案につなげていきます。
↓各地域からの発表内容の展示↓