2024衆院選を終えて――ローカルから政治を変えるちからに

大河原まさこさん勝利！

裏金問題、旧統一教会問題も解明どころか、棚上げのまま。自民党非公認候補者が代表の政党支部にも2000万円を支給するなど、市民を愚弄する自民党金権政治が横行する中で行われた選挙戦でした。10月15日公示、10月27日投票。

東京・生活者ネットワークは、自民党政治の終焉と政権交代をめざす「国政選挙取り組み基本方針」に基づき、21人（立憲民主党20人、れいわ新選組1人）を推薦、応援しました。特に、東京第21区（立川市、日野市、八王子市の一部）の大河原まさこさん（立憲民主党）を市民とともに総力あげて応援。大河原さんは、政治資金問題で自民党非公認、無所属となった候補者を破り、小選挙区で当選を果たしました。推薦候補者のうち1人落選したものの、20人が当選（小選挙区14人、比例復活6人）、自民党政権にNO！を突きつけ、自公過半数割れに追い込みました。

しかしながら、今回の衆院選の最大の目標であった政権交代には及ばす、腐敗政治からの大転換に至らなかったこと、争点が政治とカネの問題に集中し、政策論争が深まらなかったことは返す返すも残念です。裏金で高額の金が飛び交い、防衛費が倍増する現状にあって、市民は物価高に苦しみ、貧困・格差、孤立は、その深刻の度を増しています。

政治の根源の役割は、戦争をしない・させないこと、そして一人ひとりの生活を支え暮らしを豊かにするために在る、と私たちは考えます。東京・生活者ネットワークは、2024衆院選をともにたたかい、当選を果たした推薦議員たちと不断に連携・協議し、基本政策の実現を図っていきます。

無論、次なる目標「一日も早い政権交代」を実現にむけなくてはなりません。

　東京・生活者ネットワーク代表委員
山内玲子／岩永やす代／新村井玖子

 

 

■東京・生活者ネットワークの推薦候補（敬称略）選挙結果

立憲民主党公認
東京1区（千代田区、新宿区）　海江田万里（前8期）　当選

東京3区（品川区、島部）　阿部祐美子（新）　当選（比例復活）

東京5区（世田谷区東部）　手塚仁雄（前5期）　当選

東京6区（世田谷区西部）　落合貴之（前3期）　当選

東京7区（港区、渋谷区）　松尾明弘（元1期）　当選

東京8区（杉並区の大部分）　吉田晴美（前1期）　当選

東京9区（練馬区西部）　山岸一生（前1期）　当選

東京10区（文京区、豊島区）　鈴木庸介（前1期）　当選（比例復活）

東京11区（板橋区の大部分）　阿久津幸彦（元4期）　当選

東京15区（江東区）　酒井菜摘（前1期）　当選

東京16区（江戸川区南東部）　柴田勝之（新）　当選（比例復活）

東京18区（武蔵野市、小金井市、西東京市）　松下玲子（新）　当選（比例復活）

東京19区（小平市、国分寺市、国立市）　末松義規（前7期）　当選

東京21区（立川市、日野市、八王子市南東部）　大河原雅子（前2期）　当選

東京23区（町田市）　伊藤俊輔（前2期）　当選

東京24区（八王子市の大部分）　有田芳生（新）　当選（比例復活）

東京27区（中野区、杉並区南東部）　長妻昭（前8期）　当選

東京28区（練馬区東部）　高松智之（新）　当選

東京29区（荒川区、足立区西部）　木村剛司（元1期）　落選

東京30区（府中市、多摩市、稲城市）　五十嵐えり（新）　当選

れいわ新選組公認
東京14区（墨田区、江戸川区北部）　くしぶち万里（前2期）　当選（比例復活）

比例：比例代表東京ブロック