2020年頭に寄せて——「自由・人権がまもられる」平和な世界をつくりたい

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2020年!生活者ネットワーク「再生」「発展」の年に!!

みなさま、新しい年をどのように迎えられたでしょうか。人々の「自由・人権がまもられる」平和な世界、地球規模で「豊かな環境がまもられる」世界、子ども、女性が、障がいがあっても、歳を重ねても「つながり支えあえる」地域共生社会でありたい、そんな世界・社会像をかたちにするために、生活者ネットワークはあらたな活動を開始したいと思います。——2020年!生活者ネットワーク「再生」の年に!!——東京・生活者ネットワーク共同代表、西崎光子(前東京都議会議員)、大西由紀子(元都議会議員)、水谷 泉(元豊島区議会議員)のご挨拶をもちまして、ローカルパーティ生活者ネットワークの、新年の決意表明とさせていただきます。

女性議員を増やそうと歩み続けてきたその活動を、もっと前へ!
東京・生活者ネットワーク代表委員 西崎光子

「政治分野における男女共同参画推進法」が2018年、成立しました。女性の政治参加がおおいに期待されるところですが、世界経済フォーラムの男女間格差を示した報告書によると、日本は、153カ国中過去最低の121位とさらに順位をおとしています。「政治分野における女性の存在感が、世界各国で着実に増しているのに、日本だけが取り残されている。安倍政権が掲げる『女性が輝く社会』なんて!」と、思わず知らず声をあげたくなる、これが、私たちの現実です。ですが、あきらめてしまったら何も変わりません。
生活者ネットワークが、私たちの暮らすまち東京で女性議員を増やそうと歩み続けてきたその活動を、さらに、多くの女性や多様な市民と進めて、2020年は、真に女性が活躍できる年にしていきたいと思います!

もし、生活者ネットワークが地域になかったら!! ネットの議員がいなかったら!!
東京・生活者ネットワーク代表委員 大西由紀子

もし、生活者ネットワークの議員が地域にいなかったら! 政治への不満を持ちつつも、せいぜい国会中継のテレビ画面に毒舌を吐くくらいで、選挙の度に悩みながら投票していたのではないかと思う。そう考えると、40年前に生まれた「代理人運動」とは先駆的で、なんと魅力的であったか! 私たちは、後に「ネットワーク運動と呼称される、市民が市民のための代理人を政策決定の場である議会に送り出し、ともに自治するまちづくりをめざす」という、その考えに共鳴し、議員に挑戦した。市民の困った!や食の問題や環境問題を人任せにせず、調査活動から政策をつくり、議会を経て自治体施策に反映させてきた。
そういう地域政党(ローカルパーティ)は、後にも先にも「生活者ネットワーク」だけである。今、国も世界も不透明な政治状況にある。ここ10年が勝負と言われている気候変動への対応も、今日の政治はまったく機能していない。この問題を自分ごととして捉え、解決に向けようと立ち上がった若者たちがいる。彼・彼女らと次世代の子どもたちのためにも、生活者ネットの再生、そして発展は急務である。この7月の都議補選、続く本選に向けてその真価が問われることになる。地域から果敢に旋風を巻き起こし、生活者ネットこそが政治の方向を大きく変えていく!

市民が自治するまち東京へ 足元から真の民主主義を実践します
東京・生活者ネットワーク代表委員 水谷 泉

2020年になりました。昨年は、ネットワーク運動をより深化させ、発展に向け自らを律するために、「持続可能な生活者ネットを再生するプロジェクト」を立ち上げ、全地域を巻き込んで集中討議を積んできました。34の自治体にある地域ネットの、状況はさまざまですが、新しい年を迎えて、いま私たちが果たすべき役割は何か、市民が抱えている困難を取り除き、市民に役立つ政策を実現するために着手すべき活動は、等々多くの会員とともにしっかり意見交換をすることの重要性を再認識しています。
国会では長期にわたる安倍政権の、信じがたいような、公私混同も甚だしい大問題がいくつも浮上し、ただいまも続いています。国会での質問にまともに答えず、あるいは審議拒否の挙句、国会が閉会してのち手前勝手な発言を繰り返す閣僚たち。もはや現政権への、国民の信頼はありません。主権者は地域に暮らす市民です。いまこそ私たちは、足元から民主主義を実践し、その帰結である市民が自治するまち東京の実現をめざします。ともに精一杯活動してまいりましょう。

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