ジェンダー問題プロジェクト「東京に暮らす女性たち」
東京・生活者ネットワーク ジェンダー問題プロジェクト「東京に暮らす女性たち」報告
~「男は仕事・女は家庭」から「女も男も共に家庭と仕事を支え合う」社会へ~
東京の女性たちは生活の中で何を感じながら暮らしているか? 子育て女性・非正規単身女性・高齢女性をキーワードに、約100人にインタビューを行い政策にまとめました、
■子育て女性:男性の長時間労働見直しと子育ての社会化を
子育て女性の話からは、すでに20年前には専業主婦世帯と共稼ぎ世帯の数が逆転するなか、いまだに家事・育児は自分の役割であると感じているケースが多いことがわかりました。誰もが家事・育児と仕事を両立できる雇用環境と子育ての社会化に向けた政策に必要性を再確認し25の提案を導き出しました。
■非正規単身女性:
結婚してもしなくても自立できる個人単位の賃金・税・社会保障制度を
夫がいる前提で設計されてきた非正規雇用の問題が如実に表れており、社会制度の発想を世帯単位から個人単位にシフトする必要性を確認。住宅の問題を解決する施策など合わせ13項目を提案しました。
■高齢女性:次世代には「対等な関係性を」
高齢女性の声からは、家事育児を担ってきた人生を肯定しつつも、次世代には、個人の自立や対等な関係性づくりをアドバイスする声が多くありました。女性の老後を安心できるものにする12項目を提案しました。
2018年ジェンダー問題プロジェクト調査報告
※「ジェンダー問題プロジェクト『東京に暮らす女性たち』ジェンダー政策報告書」(50p)をご希望の方は東京・生活者ネットワーク政策調査室 03-3200-9189までご連絡ください。