おことわり うるさい!あぶない!低空飛行 表参道パレード

9月21日、市民団体「羽田問題解決プロジェクト」主催による、都心部上空を低空飛行させる羽田空港の新ルートに反対するパレードが行われた。

羽田問題解決プロジェクトは、今年7月19日に品川区のきゅりあんで開催された「都心低空飛行問題シンポジウム」の実行委員会から移行したもので、品川、豊島をはじめとする生活者ネットワークメンバーらも参加している。

「8月8日、国土交通大臣は来年3月29日からの都心を低空飛行する羽田新ルートの運用を決定しました。この間、大臣は『地元の理解を得て手続きを進める』と言ってきましたが、住民や議会の理解を得られないまま、自らの発言を無視しての暴挙です。また各区の首長たちは『国の責任の下で進めるものと理解している』と、自らの責任を放棄する状況にあります。落下物、騒音、事故への不安はなくなっていません。この計画の内容を知った住民たちは不安と反対の声に満ちています。住民の生活と安全を脅かすこの計画の撤回を求めてみんなで声をあげましょう!」との呼びかけに、多くの市民が参加し、「おことわり。うるさい、あぶない低空飛行」「おうちの上を飛ばないで」「空から部品おとさないで」「静かな環境守ろう」のコールを表参道周辺に響かせた。

パレード前の集会には、立憲民主党から海江田万里、初鹿明博、大河原雅子衆議院議員、社民党福島瑞穂参議院議員、日本共産党吉良佳子参議院議員、無所属松原仁衆議院議員や、計画される飛行ルート直下当該区の区議会議員などが参加した。生活者ネットワークからは、代表委員水谷泉(元豊島区議)、田中さやか(品川区議)、やない克子(練馬区議)、井上八重子(元品川区議)、村上典子(前豊島区議)らが参加。発言に立った国会議員は、それぞれの視点からこの無謀な計画を中止させるための働きかけを約した。

主催の羽田問題解決プロジェクト代表大村究さんは、「国土交通省は、私たちが求めた新ルート計画見直しの協議を拒否し、代替案も検討していない。大都市上空の低空飛行という無謀な政策を見直させるために力をつくす」とアピールした。

 

パレード参加者は、「やめて!低空飛行」「やめて!騒音公害」「落下物注意」「羽田新ルート反対!」などのメッセージ傘を手に、青山学院大学横から出発、骨董通り―青山通り―表参道―明治通りを、神宮通公園まで、道行く人たちにアピールしながら歩いた。

パレードに参加した、生活者ネットワークメンバーら、解散地点の神宮通公園で。

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