鳥越俊太郎さん第一声! 本日、都知事選が告示

鳥越俊太郎さん第一声! 本日、都知事選が告示

 

本日14日、舛添要一前都知事の辞職に伴う東京都知事選が告示された。

東京都知事選挙告示日、新宿駅東南口で、第一声をあげる候補者の鳥越俊太郎さん。7月14日

東京都知事選挙告示日、新宿駅東南口で、第一声をあげる候補者の鳥越俊太郎さん。7月14日

東京・生活者ネットワークが応援する鳥越俊太郎(とりごえ・しゅんたろう)さんの第一声は、鳥越さんの出馬を歓迎するおおぜいの市民が待ち受けるなか、新宿駅東南口を会場に行われた。

 

鳥越俊太郎さんは、まず「政治とカネ」の問題を取りあげ次のように発声。「私が日頃から一番大事だと思っているのは、都民一人ひとりが汗水たらして働いて、その中から納められた税金が都政の場できちんと使われているかどうかということ。税金のムダを質す『納税者意識』もとても大切。このことを心に留め、都民の負託に応える仕事をしたい」と、政治資金の私的流用疑惑で混乱した舛添都政との決別を明確に表明。

鳥越俊太郎さんを応援する各政党からの代表者が登壇した。右端は、東京ネット代表委員で都議の西崎光子。7月14日

鳥越俊太郎さんを応援する各政党からの代表者が登壇した。右端は、東京ネット代表委員で都議の西崎光子。7月14日

さらに、鳥越さんのキャッチコピー「あなたに都政を取り戻す」に呼応するように、おおぜいの聴衆が「みんなに都政を取り戻す」と鳥越ブルーの地に白抜きで書かれたプラカードで応答。鳥越さんは「みなさんの声を聞かせてほしい。私はこれまで、ジャーナリストとして『真実は何か』をヒアリングして、調べて、みなさんに伝えることに徹してきた。だから、私の長所は聴く耳を持っていること。舛添さんも猪瀬さんも持っていなかったし、石原さんはもっと持っていなかった」と、現場で生活する人の声をじっくり聞く都政、「あなたに、みんなに都政を取り戻す」政治に転換しようと明言した。

また、出馬表明のなかでも披露した「住んでよし、働いてよし、環境によし」の東京をつくるスローガンに言及。少子高齢化にともなう暮らしの課題・問題、若者を取り巻く雇用環境や格差の問題にふれ、さらには豊かな緑のある環境都市・東京の実現など、こうした都政の課題解決に向けて、ひとつずつしっかり取り組んでいく決意・覚悟を表明。

第一声を結ぶにあたり、鳥越さんは、昨晩立候補を取りやめた宇都宮健児さんとの同13日の話し合いについてふれ、宇都宮さんが掲げられていた都政を変革するためのキャッチコピー「『困った』を希望に変える東京へ」を受け継ぎ活かし、これからの政策にも組み込んでいくことを表明。この報告に聴衆から大きな拍手が送られ、リベラル・市民が一丸となって総力で、東京から希望のまちをつくっていく意欲と期待が湧き上がっていくような、鳥越さんの都知事選第一声となった。

 

鳥越俊太郎さんへの応援演説にかけつけた奥田愛基さん。7月14日

鳥越俊太郎さんへの応援遊説にかけつけた奥田愛基さん。7月14日

この日、第一声に先駆ける応援遊説のマイクを握ったのは、奥田愛基さん(大学院生)。奥田さんは「今日は一学生、一都民としてマイクを握っている」と前置き。「思えば大学生になったのが2011年。3.11大震災・福島原発事故があった年でした。原発事故があって、これから社会はどうなっていくんだろう、未来があるのかって、すごく考えました。未来の世代に、自分の子どもたちに胸張って社会を渡せるだろうかって。

東北・福島にも行ったし、原発事故の様子も見て来ました。ただ、東京駅で夜行バスでボランティアに行くときに、路上に寝ている人たちがいるんです。東京にだって困っている人はたくさんいる。沖縄の島ににも住んでみて、そこに東京で疲れた人がいっぱい来る。『俺、なんで生きてんだろう』『なんで働いてるんだろうとか言うんです。なんか変じゃないですか? 震災復興がままならない一方でオリンピックで盛り上がっている東京ってどうなんだとか。東京ってどうなっている?と思うところたくさんある。

応援に集まったおおぜいの市民とともに、「みんなに都政を取り戻す。」のスローガンパネルを掲げる鳥越俊太郎さん。7月14日

応援に集まったおおぜいの市民とともに、「みんなに都政を取り戻す。」のスローガンプラカードを掲げる鳥越俊太郎さん。7月14日

それでも、外国人も障がいがある人もいろんな人が暮らしている。東京は多様性のあるまちなんです、その可能性をぼくは信じたいんです。鳥越さんはみんなの声を聴いて都政を担ってくれる人だと思う。だけど、みんなの力が必要な人だとも思うんですよ。だから今回の都知事選こそは力を貸して欲しいと思うんです。だから俺、ここに来ました。俺でもなんかできることがあるならと思って来ました。みなさんもそうですよね。みんなのための都政にしましょうよ。もう一回東京をみんなのために取り戻しましょうよ」(要約)と、都知事選初日に相応しい、率直で、力強い応援メッセージが送られた。

 

各党からは、民進、共産、社民、生活の4党とともに、東京・生活者ネットワークが顔をそろえ、鳥越候補を推薦・応援していることが紹介された。

 

行動あるのみ。都知事選挙は今日から17日間。リベラル・市民の力を結集し、7月31日の投開票日には、鳥越俊太郎新知事を誕生させましょう。

 

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